今回は少し農業酪農ITコースの教員より専門的なお話しをしたいと思います✨
クローンという単語は、遺伝的に同一な個体のことを表わす言葉です📕
ドリーと名付けられた羊🐑が、世界初の哺乳類の体細胞クローンだと証明され、その誕生が大きく報道されたことを記憶されている方もいらっしゃるかと思います
(気になって調べたら、もう三十年近くも前のニュースでした💦農業酪農ITコースの教員が今回は書いていますが、歳がバレてしまいますね😅)
動物の世界では、技術的な問題はほとんどクリアされ、受精卵クローンは実用化されていますが、ドリーのような体細胞クローンについては、社会的にはまだ完全には受け入れられていないようです。
…動物界ではこのような現状ですが、農業🧑🌾の世界では、古代の昔からクローンが大きな役割を果たし、品質のそろった野菜🥕や花🌸の生産に役立てられています。
「接ぎ木」🌲や「チューリップ🌷の球根(花が咲く前に摘み取り、同一遺伝子の球根を育てる)」、「種イモ」…「種イモ」💡
ようやく今回の表題と内容がつながりはじめました👏😆
ご存知の方も多いとは思いますが、バレイショ(ジャガイモ)🥔は実(種)としての球根ではなく、肥大した茎(くき)の部分を我々は食べています。
そして同時に、そこから伸びた芽🌱が次年度の成長の基となります。したがって、世代交代の際に受粉などの工程は不必要で(花は咲きますが、受粉してできた実を、翌年に植える訳ではありません)、遺伝的に同一なクローンが何代にもわたって繰り返されることになり、株ごとの差異は遺伝子的にはないことになります。
8月の初めまで順調に生育していた、本校のバレイショ畑が、お盆前に、1~2晩のうちに、突然写真のように枯れてしまいました💦
病気でしょうか?いやいや🖐️毎日観察をして手を加えている子供たちが、そんなに一気に倒れることはあり得ない。けれども正直な気持ち、心配は心配です😓
私の8/23での診断では、収穫前の自然枯であり、遺伝子が同一の集団が、時期が来て、同時に枯れた状態だと思うのですが…収穫は一か月後を予定しています❗️
収穫の様子は、もちろんこのSNSを通じて報告させていただきますが、もし報告がなかったら…優しい気持ちでスルーしてくださいね😉✨
本校農業酪農ITコースでは、先端技術としてのスマート農業酪農の授業を行うかたわら、地域の農業酪農を感じ取る実習授業を充実させております❣️
今回のお話に興味を持たれた方もそうでない方も、ぜひ、オープンキャンパスに遊びにお越しください✨
次回のオープンキャンパスは、9/14(土曜日)開催です✨
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